昨日、結城浩さんの日記について書いた。でもうまくまとまらなくて、後で消してしまったのだけれど、はてなは自動的にトラックバックが送られる(?)みたいなので、リンク元がそのトラックバックであることが多かったので、申し訳なく、もう一度書きたいと思う。

 結城さんは、私がJavaを勉強し始めた時に活用した本の作者だ。それまで技術書について、じっくり読んだことはなかった。それぐらい、勉強しやすいように書いてあった。章ごとに復習しやすいようにミニクイズがあって、それが学習意欲を誘った。
 この本をきっかけに、「とりあえず動けばいいや」から「言語の仕組みを知ろう」と思うようになった。またその後、デザインパターンの本も出され、「あ!あの結城さんの本だ!」と思い、すぐに買った。ちょうど私もデザインパターンに興味を持っていたので、自分の興味を持っていることについて書かれたことがうれしかった。

 さて、結城さんの日記は、

リベラ「そうですね。仕事としてはそれなりにやります。バグを取ります。徹夜もします。ほかの人と協力もします。打ち上げのビールは最高です。でも、心の中には虚無があります。」
結城「虚無?」
リベラ「そう、むなしいっていうか、虚無です。私のいまのがんばりはどこにつながるのか、どこにもつながらないや、と。」

 この箇所がとても私に引っかかりました。というのは、私は病気をして、入院し、手術をすることになりました。その働いてない日数分、赤字だと会社に言われました。私にとっては一生を左右する病気です。会社⇒激務が影響してないとは言えません。それなのに。。。

 そしてこの度、2つ下の男の子が、組織表で私より上の順番になりました(私自身は女です)。だからってやってることは変わらないし、給料に影響が出るわけではありません。
 確かに私は完徹はやりません。長期出張もお断りです。急遽サウナに泊まるなんてもっての他です。会社としては、融通が利く男の子の方が価値があるのは当然かもしれません。

 私のがんばりは、行きつくところにたどりついて、もうこれで限界なのかなぁと思ってしまいます。そしてたどりついた先は病気だったのです。

改訂版 Java言語プログラミングレッスン (上)
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